生活: 2009年3月アーカイブ

先日,送別会に行ったときに出てきたのがキリンビール。昭和のテイストを堂々と残したデザインです。キリンビールが出てくると嬉しくなるのは昭和30年代生まれの性でしょうか。

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本当に幼かった頃,父親が帰宅するまで食事は始まらなかった。たまに父親がいない食卓を囲むのは,父親が外で飲んで帰るときだけだった。父親は飲んで帰るときは時々寿司の折り詰めを提げて帰ってきた。幼い私にとって,それはどこか大人だけの世界を感じさせる不思議なものに思えた。

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昭和30年代の裁縫箱から出てきたメジャー。金属製のメジャー。

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私はこのメジャーのことを妙にはっきりと憶えている。セルロイドとかプラスチック製のものが多かった中で,この小さなメジャーは私のお気に入りだった。まだ小学校に行っていなかった頃の記憶が当てになるものかどうか。メジャーを引っ張り出しては,巻き戻し,また引っ張り出しては巻き戻す。何もすることのない雨の日の午後。外に出て遊ぶことができなかった昭和の雨の日はとても静かな鈍色の時を刻んでいた。

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ルービックキューブがツクダオリジナルから発売されたのが昭和55年。随分最近のことです。考案したのはハンガリーの建築学者エルノー・ルービック。無印良品の店に行ったときに,ふと目に留まったキューブ。おしゃれなデザインです。

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当時の正式なキューブの色の構成は白・青・赤・橙・緑・黄でした。あまりの人気に売り切れが当然で,バッタ物が発売されるまでになりましたが,一番スムーズに動いたのはやはり元祖のものでした。ルービックキューブ以前にも色々なパズルはありました。総じて知恵の輪と呼ばれるものがたくさん発売されていて,色々な種類の知恵の輪を置いている喫茶店もありました。知恵の輪は時間をかければ解くことができましたが,ルービックキューブは自分の頭では解けなかったですね。雑誌に方法が書かれているのを暗記して,実際に何百回とやってみて,じんわりとその仕組みが分かった・・・と思い出します。しかし,今はできないでしょうね。

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昭和の置き薬。レトロなデザインですが,なぜ「たこ薬」というネーミングなのでしょうね。食あたり・水あたり・にがりはら・下りはら・毒けしに効あり。

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幼稚園に通っていた頃,私はしょっちゅう入院していました。自家中毒だったようです。原因のはっきりしない病気です。嘔吐の記憶はかなりあります。鈍色の洗面器に新聞紙を敷いて吐き続けた青い記憶。豆球だけがついた病院の薄暗い天井。路面電車の音。いびつな孤独感は今でも私にまとわりついて離れない。

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