生活: 2008年5月アーカイブ

子どもの頃はよく熱を出した。熱も8度を越えると学校を休み,布団の中でぼーっとして一日を過ごした。退屈だったことだけを覚えている。

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その音はだいたい午後3時頃に聞こえてくる。火照った額に水で絞ったタオルを乗せて天井の木目や節が造る絵模様を眺めていると,遠くから聞き覚えのあるエンジンの音が近づいてくる。次第に大きくなっていくその音は家の前で止まる。森岡医院の先生がやってきたのである。先生は私の脈を取り,体温計を確認し,黒い鞄から銀色に輝くケースをとり出す。その中にはあの注射器が入っていることを私は知っている。ガラスの注射器に針を付け,アンプルの先を折り,注射器の中に吸い込んだ透明の液体を針先からピュッと押し出す。

そういえば「三丁目の夕日」の宅間先生はラビットに乗っていました。昭和21年から43年まで富士重工業が生産したスクーターです。下のラビットは宅間先生のラビットではないですが,レトロで素晴らしいデザインです。

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写真は昭和13年の桐一銭青銅貨。桐のデザインとしては最後の年。昭和30年代に入っても、一銭銅貨をよく見かけた。十円玉よりわずかに小さな銅貨。十円玉と間違えて使ったことがあるし、受け取るほうも間違えて受け取ったことがあるに違いない。幼い頃、十円玉がひとつあればその日の小遣いには不自由しなかった。駄菓子屋で色々なお菓子が買えた。十円玉は頼もしかったのだ。

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この後,軍事物資転用のため桐一銭青銅貨は姿を消し,カラス一銭黄銅貨が発行されるが,昭和13年のみの発行で終わっている。カラス一銭黄銅貨は裏に八咫烏(やたがらす)が描かれているが,これは現在の日本サッカー協会のシンボルマークとなっている。
昭和30年代私の家に風呂はなかった。だから、近所の銭湯に通っていたわけだが、やがてうちの庭に風呂場がつくられた。当然五右衛門風呂である。五右衛門風呂を図解したページがあります。

Wikipediaによると

五右衛門風呂(ごえもんぶろ)は、日本の風呂の種類の一つで、鋳鉄製の風呂釜に直火で暖めた湯に入浴する形式。風呂釜は高温になっており、直接触れると火傷するため、木製の底板の踏み板や下駄を湯桶に沈めて湯浴みする。厳密には、全部鉄でできているものは「長州風呂」と呼び、五右衛門風呂はふちが木桶で底のみ鉄のものを指す。厚い鋳鉄製のため、比較的高い保温力が期待できる。

とあるので、うちの風呂は「長州風呂」だったということになる。

しかし、五右衛門風呂ができたからといって銭湯に行くのを辞めたわけではなかった。家族全員が風呂に入りたいと言う日しか風呂を沸かさなかったからだ。

薬缶で湯を沸かし、洗面器に入れ、水で薄め、酒屋からもらった宣伝入りのタオルを湯に浸けて固く絞り身体を拭いて寝所に入る、そんなことは日常だった昭和30年代。

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ちなみに
五右衛門風呂、まだ売っています。
kerorin.jpgのサムネール画像
今でも富山の置き薬は健在だし、ケロリンはヒットを続けている。それにしてもケロリンのレトロなデザインは強烈です。

昭和30年代。年に一度だったか、半年に一度だったか、大きな行李を風呂敷きで包み、それを背負って我が家を訪ねてくる男がいた。母が水屋箪笥の中から四角い箱を持って玄関に出ると、その中身を手際よく数えて、行李からとり出した薬を詰めていく。私はその指先の素早さにいつも驚いたが、目の端には行李の中の紙風船をしっかりととどめていた。

部屋の中でつく紙風船。電傘を揺らして埃を落とし、いつも叱られた。

ケロリンの類似商品を集めたページがあります。

私はミルクガラスが大好きです。そしてこのオロナインのデザインが大好きです。レトロだと思います。ですから、この瓶は私のデスクのペン立てとして使っています。

昭和の家庭には必ずありました。
「姓はオロナイン、名はナンコウ」
「鞍馬天狗」ならぬ「とんま天狗」の大村崑さんのTVCMです。当時は生CMでした。
傷や火傷、何にでも塗っていましたね。

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大塚製薬は昭和28年に、アメリカのオロナイトケミカル社が開発した殺菌消毒剤を軟膏にし、オロナイン軟膏を発売。現在は主成分であるグルコン酸クロルヘキシジンの「ヘキシジン」の頭文字のHをとってオロナインH軟膏となりました。ちなみに「オロナミンC」というのはオロナインとビタミンCから造られた名前です。

大村崑さんは「オロナミンC」のTVCMもしていました。
「うれしいとメガネが落ちるんですよ」と。

あれ?
「オロナミンCは小さな巨人です」と言っていたのも大村崑さんではなかったでしょうか。

あれれれれ?
「僕とお姉ちゃんはオロナミンCとジュース。ママはオロナミンCに卵で割ってオロナミンセーキ。パパはジンで割ってオロナミンジンだ」は誰でしょう。

なんと、大塚製薬のページにオロナミンセーキのレシピがありました・・。



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