印刷物: 2008年7月アーカイブ

メガネ肝油の広告です。いかにも昭和の広告です。雑誌の広告ですが,会社名が存在しません。そのレトロなデザインはどこか富山の薬にも似ています。

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メガネ肝油の発売は明治17年というから,その歴史は古いです。当時,肝油は輸入されていたものですから,伊藤千太郎商会より発売されたこの肝油が初めての国産ということになります。その後伊藤千太郎商会は昭和33年にメガネ肝油株式会社となります。しかしこの広告は昭和29年の広告ですので,会社名は商品名の後から付いてきたということになります。そして昭和50年にワカサ株式会社に社名変更して現在に至っています。

メガネ肝油の「メガネ」は同社のロゴマークに由来します。明治当初にはハイカラであった鼻眼鏡を伊藤千太郎がロゴマークとして採用したからです。

本来,肝油とはその名の通り,魚の肝臓から抽出した脂のことで,ビタミンA・ビタミンDなどのビタミン群を豊富に含んでいます。肝油は昭和20年代にはスポイトで飲むのが普通だったといいます。私が物心ついた頃にはもうスポイトで飲んだという記憶はありません。小学校の頃は,夜盲症にならないために,と,肝油ドロップを食べさせられた記憶が強いです。あの頃の子どもには,確かにビタミンは不足していたかもしれません。お新香でお茶漬けをかき込んで「はい,ごちそうさま」ということがおかしくなかった時代です。「今日はおかずはないよ」という母親の声を今でも覚えています。
昭和42年に発売されたソニーの世界初の超小型ICラジオ,ICR-100の広告写真です。製品がレトロなデザインです。思わず欲しくなってしまいます。

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電子回路を集約してボディの重量は90g。なんとバッテリは充電式のニッカド電池で、1回14時間の充電で約6時間の連続使用が可能。SONYはすごいですね。よく見るとこの小さなボディにスピーカーが入っているのが分かります。定価9,800円。

真空管ラジオが鎮座していた昭和20年代。その後トランジスタラジオができ,そしてICです。東京オリンピックから3年。日本全体が大きく発展していた時代の産物です。

そして,今やだいたい同じ相対価格でワンセグラジオが買える世の中になりました。こちらは107g。

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