昭和に抜かれた乳歯

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昭和らしいレトロなデザインの痛み止め。「頭痛トンプク」が商品名でしょうか。西海製薬株式会社。佐賀県の会社で、今もあります。

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小学校5年生の頃でしょうか。一晩歯がうずいて、翌日歯医者に行きました。診察台の周りにはいろいろな器具があり、炎が立ち上がっているものもありました。これだけで、小学生を脅すには充分です。無口なお医者さんは「抜かないかんな」とボソリと呟きました。覚悟を決めた私は、これでもかと言わんばかりに、麻酔の効いた口を大きく開けて、抜歯を我慢しました。乳歯だったので、さほど時間もかからずに歯は抜けたのですが、治療はそこまで。消毒もなしです。
お医者さんは、またボソリと、
「外に水道があるから口をゆすいどいて」

診察室を出ると、待合室の奥に洗面台があり、そこで口をゆすぐと鮮やかな色の血がたくさん流れました。なかなか血が止まらない口をゆすぎながら、何故か私は奇妙な充実感に包まれて幸せでした。昭和の話です。

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